石破内閣、少数与党で予算成立なるか?混迷する国会の行方
多くの人が政治の行方に不安を感じている中、今回は石破内閣の厳しい状況と、今後の展開について考えてみます。
厳しい政治スケジュールと「無理ゲー」な予算審議
今年7月には参議院選挙が予定されており、通常国会の会期は6月23日まで。そんな中、少数与党の石破内閣は予算を通さなければならないという、非常に厳しい状況に置かれています。
本来、少数与党であっても、国民民主党の提案を受け入れれば予算成立は可能でした。具体的には:
- 基礎控除の178万円への引き上げ
- ガソリン税の暫定税率廃止
この2つを丸呑みすれば、国民民主党の協力を得られるはずでした。実際、幹事長同士の合意もなされていました。
しかし、石破内閣はこれをスルー。結果として、国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中)は強く反発しています。
玉木氏:「3党幹事長の合意は何だったのか? 123万円のままなら予算案には反対する」
このままでは、予算案の衆院通過期限である2月末までに、与野党の調整がまとまるかどうかが不透明です。
石破総理の対応に不満続出…「暫定予算でいいじゃん」?
すでに2月に入り、時間は限られています。それでも石破総理は、国民民主党の提案を受け入れるどころか無視し続けています。
この対応には、「もはや石破総理は予算成立を諦め、暫定予算で乗り切ろうとしているのでは?」との声も上がっています。
こうした状況に対し、自民党内でも不満が高まっています。特に参議院議員たちは、「石破の顔で選挙を戦うのは厳しい」と感じているものの、石破おろしの明確な手段がないのが現実です。
野党は「石破総理のまま」参院選に突入希望? 内閣不信任案の動向
通常、野党は政権への対抗手段として内閣不信任決議案を提出するものですが、今回は「野党はあえて不信任案を出さないのでは?」という見方もあります。
なぜなら、もし可決されてしまえば石破政権が崩壊し、新たな政局が始まるから。野党にとっては、むしろ「石破総理のまま参院選を迎えた方が戦いやすい」と考えている可能性があるのです。
では、どうすれば石破おろしができるのか? その答えの一つとして浮上するのが、**「自民党の衆議院議員が内閣不信任案を提出する」**という驚きのシナリオ。
もし自民党内から不信任案が提出され、それを野党が「反対多数」で否決する…なんて奇想天外な展開すらあり得るかもしれません。
まとめ:今後の国会は混迷必至!
第217回通常国会は、まさに予測不能な状況。石破内閣がこの難局をどう乗り越えるのか、与野党の駆け引きがどう展開するのか、今後の動向に注目が集まります。
この情報が皆さんのお役に立てば幸いです。