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「国の借金」って本当に問題? 財務省のプロパガンダに惑わされないために

「国の借金」って本当に問題? 財務省のプロパガンダに惑わされないために

多くの人が「国の借金はヤバい!」と思い込んでいますが、それは本当に正しいのでしょうか? 今回は、財務省が煽る「国の借金プロパガンダ」のカラクリを解説します。

なぜ「国の借金は危険」という話が広まったのか?

「国の借金が増えた!」「日本は財政破綻する!」といったニュースをよく耳にしますが、こうした話が力を持つ理由は大きく2つあります。

  1. 「赤字」「借金」「債務超過」という言葉にネガティブな印象がある
    • 一方で「黒字」はポジティブに捉えられるため、「政府の黒字化=良いこと」と誤解しがち。
  2. 人は「カウンターパート(相手方)」を考えない
    • 「政府が借金している」と聞くと、「財政が苦しいんだ」と思うが、「その借金を貸しているのは誰か?」とは考えない。

この2つの思考パターンが、「国の借金は危ない」という誤解を生んでいるのです。

「政府の黒字=国民の赤字」って知ってた?

例えば、「政府の財政が黒字になった」と聞くと、「よくやった!」と思いがちですよね。でも、実はこの裏側では 「国民が赤字になっている」 のです。

逆に、政府が借金をしてくれるからこそ、私たち国民の純資産が増えている という事実を、ほとんどの人は意識しません。

現実には、誰かの資産の裏側には、必ず誰かの負債がある というルールが成り立っています。

  • 誰かが借金をすれば、必ず誰かが貸している
  • 全員が黒字(純資産増)になることはありえない

つまり、国民の純資産を増やし続けるためには、政府が純負債を増やし続けなければならないのです。

「国の借金695兆円!」と煽る財務省のワナ

最近、財務省はこんな発表をしました。

「国の債務超過額695兆円! でも、前年度より減少!」

ん? 減少したの??

本来、政府の債務超過が減るということは、その裏側で 国民の純資産が減る ことを意味します。政府の負債と国民の資産は表裏一体なのに、「政府の借金が減って良かった!」と考えるのは、おかしな話なのです。

しかし、財務省は 「国の借金が巨額でヤバい!」 という部分だけを強調し、国民の不安を煽り続けます。その結果、多くの人はこう思わされてしまうのです。

「うわっ! 国の借金が695兆円!? 大変だ!!」

でも、実際には 政府が負債を抱えてくれているからこそ、私たちの資産が成り立っている のです。

正しく学ぼう! 財政破綻論のウソ

財務省や一部のメディアは「国の借金は危機的状況!」と煽りますが、こうした話には 「カウンターパート(相手方)」の視点が抜け落ちています

政府が負債を増やすことで、私たち国民の純資産が増えている。これは経済の基本ルールです。

国の借金に不安を感じている人は、ぜひ 「政府の借金=国民の資産」 という視点を持ってみてください。

この情報が皆さんのお役に立てば幸いです。