~そもそも株式とは?~
投資家が企業に出資をすると、
証明書として発行されるのが
株式です!
企業は株式を発行して
活動資金を調達し、
投資家は株式を購入して
株主となることで、
企業からの配当や
株式の売買で収益を得ます。
~インカムゲインとキャピタルゲイン~
株式投資の収益は、
大きく分けて2種類あります。
・保有中に得られる利益を指す
「インカムゲイン」
株式投資で期待できる
1つめの収益は、
保有していることで
得られる利益です。
企業から、
事業で得た利益の一部が
還元される配当金や、
製品やサービスを提供される
株主優待などがあり、
インカムゲインと呼ばれます。
・売却時の利益を指す
「キャピタルゲイン」
株式投資で期待できる
もう1つの収益が、
株式を売却したときに
得られる利益です。
購入時の価格よりも
高い時に売却することで、
差額が収益となります。
値上がりによる
収益をキャピタルゲイン
といいます。
~株の分類~
キャピタルゲインとして
期待する株価は
企業業績と連動して
変動しますが、
直接的な価格の決定要因は
株式市場での需要と供給です。
業績の向上が見込まれるときには、
その銘柄を売りたい人よりも
買いたい人が多くなるので、
需要が高まり株価は上昇します。
業績の悪化が予想されるときは
売りたい人からの供給が増えるため、
供給が過剰となるため
株価は下落します。
このように株価は
業績を先取りして変動するため、
対象企業だけでなく
景気や市場動向、
為替や海外情勢など
さまざまな変化に
目配りをすることが必要です!
この株価の推移によって
株はいくつかに分類され、分析されます。
グロース株
業績が成長し続けている
企業の株を「グロース株」といい、
グロース株中心に投資する手法は
「グロース投資」と呼ばれます。
成長期の企業は
配当よりも事業費用に
資金を回す傾向があるため、
一般にグロース株の
配当利回りは低くなります。
裏返せばグロース投資を行う
投資家の多くは、
長期的なリターンに
期待しているといえます。
バリュー株
現在の株価が本来の企業価値(Value)よりも
割安と見られる銘柄が
「バリュー株」です。
企業の成長性を見る点では
グロース投資と共通していますが、
購入時点では安値でも
業績は安定している
銘柄が多いため、
グロース株よりも
配当利回りが良くなる傾向があります。
ディフェンシブ銘柄
電力やガス、鉄道や通信といった
社会インフラを担う企業や、
生活必需品である食品や
医薬品を扱う業種は、
他業種よりも景気動向に
左右されにくい傾向があり、
株価も安定することが一般的です。
このような企業の銘柄を
「ディフェンシブ銘柄」といいます。
景気敏感株
「ディフェンシブ銘柄」とは逆に、
景気動向によって大きく
変動する銘柄を「
景気敏感株(景気循環株)」
と呼びます。
好況だと需要が高まり、
不況だと生産が落ち込む傾向にある
素材産業(鋼鉄・紙パルプ等)や
工作機械などが該当します。
景気敏感株の変動は、
景気そのものの変動にも
先行する傾向があり、
取引対象としてだけではなく
景気動向の指標としても機能します。
株式投資に向いているのはどんな人?
株式投資の成功には、
正確な判断をもたらす
知識と情報が求められます。
また、一般には
投資と投機は混同されがちですが、
前者は長期的視野で資金を投じ
利益や配当を期待するものであり、
後者は短期的な売買で
利ざやを狙うギャンブル的な行為です。
株式投資は、
企業の価値に対して資金を投じ、
その企業が好業績をあげることで、
投資家の利益に還元されるという
性格のものです。
急成長し短期的なリターンをもたらす
企業もありますが、
通常の株式投資は数年単位の
中長期的な経済行為であり、
短期での収益を
目指すものではありません。
知識や情報を得る手間を惜しまず、
長いスパンで企業の成長を待てる人が、
株式投資に向いているといえそうです。
対照的に、
1つの取引を数日から数週間で完結させる
「スイングトレード」や、
1日で完結させる「デイトレード」などの
投機的取引は、株価の値動きにのみ
注目しておこなう投機的な取引で、
ひたすら利益を追求し
投資対象を次々と乗り換えていきます。
トレーダーは
株価の動きを示すチャートに張り付き、
たとえばチャートの高値同士を結んだ線と
安値同士を結んだ線の2つが
右肩上がりのときは上昇トレンド、
右肩下がりのときは下落トレンドと判断します。
「動きそう」なときが売買タイミングで、
「動いてから」では遅いといわれています。
相場についての特殊な知識に加え、
取引に集中できる環境が必要で、
万人向きとはいえないとされています。
終わりに
株式投資は、
金融投資の
中心といっても過言で
ない商品になります。
知っててやらないのは
個人の選択で、
立派な考え方です。
一方で、
もったいないなと思うのは、
知らなかったから、
やらなかった、
になります。
この機会損失を
減らすために今後も発信していきます。
まずは、
情報を自分で調べてみることから
始めてみては
いかがでしょうか?
無知はコストです!
情報を入れて効果的な選択を行っていきたいですね!