多くの人が悩んでいるので、今回はその解決策をお伝えします。
「足が痛くて歩くのが不安…」
「杖を使ってるけど、これで合ってるのかな?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
杖は、歩行をサポートしてくれる心強いアイテムですが、「持ち方」や「高さ」が合っていないと、逆に歩きづらくなったり、体に負担がかかることもあるんです。
今回は、一番よく使われる「T字杖」の正しい合わせ方について、分かりやすく解説します!
杖の役割は「体を支えて歩行を安定させる」
杖は、歩くときに体を支えてくれる「歩行補助具」です。
✔️ 体重を分散して、足や関節への負担を軽くする
✔️ 地面との接地面(支持基底面)が広がり、ふらつきにくくなる
足腰に不安がある方にとって、転倒防止にもつながる大切なサポートアイテムなんです。
でも、使い方が自己流になっていると、せっかくの効果も半減してしまうので、今一度、正しい使い方を確認してみましょう!
【1】 持ち手の向きは合ってる?
T字杖は、持ち手の部分に向きがあります。
✔️ 杖の持ち手、先が短い方が「前」
✔️ 人差し指と中指で挟むように握る
短い方が前にくることで、手にかかる力が分散しやすく、安定しやすくなるんです。
【2】 どっちの手で持つのが正解?
「利き手で持たないとダメ?」と思う方もいますが、実は違います。
✔️ 基本は「痛い方と反対の手」で持つ
例)左足が痛い → 右手で持つ
杖を持った側で体重を支えながら、痛い足をラクに出せるようになります。
ただ、「持ちやすい方」「安定する方」があれば、そちらを優先しても大丈夫です。
【3】 高さはこれで合ってる?
高さが合っていないと、肩や腕に余計な力が入り、逆に疲れてしまいます。
✔️ 肘を20~30度くらい曲げた状態になる高さが目安
✔️ 杖の先は「小指の外側」から約15cmくらい離れた位置にくるように
実際に立って確認しながら、無理なく持てる高さに調整してみてください。
高さが高すぎる → 肩が上がって疲れる
高さが低すぎる → 前かがみになり、腰に負担がかかる
「自然に腕が振れる」くらいが理想です!
【4】 実際に歩くときのポイント
✔️ 杖と痛くない方の足を一緒に前に出すイメージ
✔️ 痛い足は、そのあと無理のない範囲で踏み出す
無理に大きく歩こうとせず、バランスを取りながら、一歩一歩ゆっくり進むことが大切です。
まとめ
杖を正しく使うことで、歩く不安が減り、より安全に外出できるようになります。
✔️ 持ち手の短い方を前に
✔️ 痛い方の足と反対側の手で持つ
✔️ 肘が20~30度曲がる高さに調整
✔️ 杖の先は小指の外側から15cmくらい離れた位置
今使っている杖、ぜひもう一度チェックしてみてくださいね。
この情報が皆さんのお役に立てば幸いです。