多くの人が悩んでいるので、今回はその解決策をお伝えします。
「健康のために運動したほうがいいって聞くけど、有酸素運動と無酸素運動ってどう違うの?」
「ダイエットや筋力アップ、どっちの運動をしたらいいんだろう?」
こんな疑問を持ったことはありませんか?
生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満など)の予防や改善には、運動がとても効果的。
年齢に関係なく、運動を習慣にすることで健康寿命を延ばすことにつながります。
今回は「有酸素運動」と「無酸素運動」の違いや、それぞれの効果、取り入れ方について、分かりやすく解説します!
そもそも、体はどうやってエネルギーを作っている?
私たちが体を動かすとき、筋肉を動かすエネルギー源になるのが「糖質」「脂肪」「たんぱく質」といった栄養素です。
これらを燃やしてエネルギーに変える働き(代謝)には、大きく2つの仕組みがあります。
① 解糖系(酸素を使わない)…短時間・瞬発的に力を出すとき
② 有酸素系(酸素を使う)…長時間・持続的に体を動かすとき
運動の種類によって、この代謝経路の使われ方が違ってきます。
【1】 無酸素運動とは?
■ 特徴:短時間で強い力を出す運動
■ 例:筋トレ、短距離走、腕立て伏せ、スクワットなど
酸素を使わず、「糖質」をエネルギー源にして素早く力を発揮します。
ただし、長時間は続けられません。
■ 無酸素運動の主な効果
✔️ 筋力アップで、日常生活がラクになる
✔️ 基礎代謝が上がり、太りにくい体づくりにつながる
✔️ インスリンの働きが改善し、血糖値コントロールにも良い
【無酸素運動のやり方の目安】
✔️ 10~15回反復できる負荷で、1~3セット
✔️ 週2~3回が基本
✔️ 無理せず、自分のペースで負荷を調整
【注意点】
✔️ 力を入れるときに息を止めない
✔️ 1セットごとに休憩を入れる(血圧上昇を防ぐため)
【2】 有酸素運動とは?
■ 特徴:軽めの運動を長く続ける運動
■ 例:ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳など
「糖質」だけでなく、「脂肪」もエネルギー源として使います。
酸素を取り入れながら行うので、長時間続けられるのが特徴です。
■ 有酸素運動の主な効果
✔️ 体脂肪を燃焼し、肥満やメタボ予防に
✔️ 血流が良くなり、高血圧や動脈硬化予防に
✔️ 心肺機能が向上し、疲れにくい体に
【有酸素運動のやり方の目安】
✔️ 1回30~60分を目安
✔️ 週3~5回程度
✔️ 息が弾む程度(会話がギリギリできるくらい)のペース
【強度の目安】
運動の強さは「ボルグスケール」を参考にするのがおすすめです。
✔️ 11(楽である)~13(ややきつい)が理想
✔️ 現在は「修正ボルグスケール」が使われることもあり、「4(多少強い)」~「6(強い)」くらいが適切
無理せず、「ちょっと頑張ってるな」と感じるくらいがちょうどいいんです!
有酸素運動+無酸素運動を組み合わせると効果アップ!
どちらか一方だけではなく、「有酸素運動」と「無酸素運動」をバランスよく取り入れると、より健康効果が高まります。
■ 例えばこんな組み合わせ
✔️ 月・木…ウォーキング(有酸素運動)
✔️ 火・金…筋トレ(無酸素運動)
筋肉がつくことで基礎代謝が上がり、有酸素運動で脂肪燃焼もしやすくなるので、効率よく健康づくりができます。
運動を始めるときの注意点
✔️ 体調に不安がある場合は、医師に相談してからスタート
✔️ 頻度、強度、時間を無理なく調整
✔️ こまめに水分補給を忘れずに
✔️ 痛みや違和感があれば無理せず中断する
「続けられること」が何より大事です!
まとめ
✔️ 無酸素運動(筋トレ)…筋力アップ、基礎代謝アップに
✔️ 有酸素運動(ウォーキングなど)…脂肪燃焼、生活習慣病予防に
✔️ 両方組み合わせることで、さらに健康効果アップ!
「運動=つらいもの」と思わず、まずは軽くできることから始めてみましょう。
毎日のちょっとした積み重ねが、将来の健康につながります。
この情報が皆さんのお役に立てば幸いです。