金融の話題

米国で生まれたFIREとは!概念を確認!

はじめに

最近よくビジネス書や、
動画サイトなどで
FIREという文字を
よく目にしますよね。

私の周りでも口癖が
『FIREしたい~』
といっている友人がいるほどです。

そこで今回は、
改めてFIREの意味を
おさらいしてみましょう。

FIREの概要について

FIREとは

  • Financial
  • Independence
  • Retire
  • Early

の頭文字をとったもので、
経済的な自立を実現し、
早期リタイアを目指すムーブメント
を指しています。

そもそも
FIREの原点となったのは、
1992年に販売された書籍
『Your Money or Your Life』
(著者:ヴィッキー・ロビン、ジョー・ドミンゲス)
でした。

書籍の中で、
「経済的自立を成し遂げるための必要なステップ」が
提唱されたのがきっかけとされています。

続いて2010年に販売された、
『Early Retirement Extreme』
(著者:ヤコブ・ルンド・フィスカー)で
「高い貯蓄率は、従来の貯蓄率と比較して
はるかに早い退職を可能にする」という
考えがまとめられました。

その後、
これらを実践した多くの人が
FIREに関するブログや本などを次々と発表したことで、
米国では2010年代にムーブメントが起こり、
1981~96年生まれの世代を中心に人気が高まりました。

一般的に言われているRIREのルール

一般的に言われている、
FIREのルールをまとめると、
大きく以下の点が言われています。

  1. 貯蓄率を高めることで、
    年間支出の25年分を貯蓄し、
    投資元本をつくる
  2. 投資元本に対する
    インフレ調整後の
    投資利回りを4%以上を図る

投資利回りについては、
米国のトリニティ大学の教授たちが研究した
「トリニティスタディ」といわれる
金融理論を基に設定されています。

この理論を簡単に説明すると
退職後の資産を毎年4%
(株式50%、債券50%)売却していけば、
高い確率で30年以上資産を
維持できるという理論です。

言い換えると、
4%以内に支出を抑えれば、
資産が維持できるということです。

この4%の内訳については、
米国の株式市場がこれまで
年間平均7%の成長率を続け、
インフレ率が3%であったことから、
差し引き4%という数字が
基準となっているとされています。

インフレ率3%って、
日本と全然異なりますよね。

先ほど記載した、
「年間支出(生活費)の25倍」という
FIREの目標金額は、
『生活費を投資元本の4%にするためには、
いくらの投資元本があればいいか』という
「投資元本(100%)÷支出(4%)=25」
の計算が根拠とされています。

まとめ

  • FIREの原点は1992年の書籍
  • 年間支出の25年分を貯蓄し
    投資元本をつくる
  • インフレ調整後の
    投資利回りを4%以上

おわりに

FIREのルールなどは米国の
情勢などの中で作成されたことから、
日本では異なる点もあるかと思います。

自分でも書籍を読んで、
情報を整理してみることも
大切かもしれません。

微差を積み重ねていきましょう!