はじめに
人生の三大費用とされる
・育児
・住宅費用
・老後費用
とありますが、
これら以外にも費用が発生する
イベントは多くあります。
老後はどうなんだろう?
やっていけるのだろうか?
などと不安を持っている方は多いですが、
何にいくらくらいかかるのか?
ということについて確認できている人は
少ない印象を受けます。
そこで今回は、
人生にかかるイベントの費用などについての
情報提供を行おうと思います。
人生を過ごすうえでお金がかかるイベントの多さ
・進学する
・結婚する
・マイホームの購入
・仕事をリタイアする
・セカンドライフを過ごす
などなど
人生で起こりうるイベントのことを
ライフイベントといいます。
将来のライフイベントには
費用が発生します。
中でも
・住宅資金
・育児資金
・老後費用
は人生の三大費用と呼ばれ、
大きな資金が必要になります。
育児費用
子供が幼稚園・保育園から
大学を卒業するまでにかかる費用。
子供を何人持つか、
国公立に通わせたいのか
私立なのか?
というような選択肢によって
必要な費用が大きく変わります。
文部科学省の報告では、
・幼稚園~大学全てが国公立:約1023万円
・幼稚園~大学全てが私立 文系:約2520万円
特に最近では、
子どものころから、
スマホを保有するといった
通信費がさらに発生しているという
変化が生じているため、
各家庭での変化を確認することも
重要とされています。
住宅費用
マイホームの購入では、
中古か新築か?
マンションか一戸建てか?
によって予算が変化します。
全額を住宅ローンで
購入するのではなく、
頭金として2~4割の
自己資金を準備しておくのが
一般的とされています。
住宅金融支援機構の報告では
新築マンション:約4500万円
新築一戸建て:約3500万円
と言われています。
老後費用
リタイア後にどのように暮らすかによって
必要な老後資金は異なります。
年金の予算内で生活をするのか
旅行やレジャーを楽しみたいのか?
といった
実現したい暮らしによって
イメージをして準備する必要があります。
生命保険文化センター2022の報告では
・平均的な暮らし:約7000万円
・ゆとりある暮らし:1億1000万円
この金額に対して
過去の働き方などによって
変化する年金の収入を
照らし合わせて早めから準備しておくといった
目線が必要になります。
重要なことは自分がどうしたいか?
もっとも、人生は人それぞれで、
一生シングルで過ごす人、
マイホームにこだわらずに賃貸で暮らす人
これらは良い、悪いでは
もちろんありません。
その場合は、
必要な金額も当てはまらないかもしれません。
ただ、どんな人生を送るにしても、
いざというときにお金がないと、
思うような暮らしは実現できません。
限られた収入から
大きな資金を準備するには、
お金を貯める方法などを
しっかり検討しておく必要があります。
まず重要なことは、
・いつまでに
・どんなイベントに対して
・いくら必要か
について想像できる範囲で
考えていきましょう!
まずは何といっても緊急時のお金を確保
ライフイベントに必要な
金額を算出すると
『急いで貯めないと!』
というように焦る人もいます。
ただ、
資産形成を始める前には、
緊急事態に備えた生活費の
確保はできているでしょうか?
人生には、
・災害
・自己
・病気
・失業
など予想もしていなかった
アクシデントが起こりえます。
そんな時に、
生活費をカバーし、
突発的な出費に対応する
ために最低でも
3か月分の生活費を
準備しておきましょう!
ただ、この3か月は
あくまでも目安で
働き方が自営業なのか?
会社員なのか?
家族がいるのかどうか?
などによっても必要性が変わってきます。
書籍などによっては、
・家庭がある人
・住宅ローンなどがある
・自営業やフリーランス
・3か月分では不安と感じる人
などは6か月から12か月分を確保しておきましょう。
と推奨されている人もおられます。
2022年の
金融リテラシー調査では、
緊急費用を確保していると
返答した人は57%。
残りの人は
準備できていない。
そもそもその概念を知らない
という状況でした。
おわりに
資産形成を始めたとしても、
緊急費用がなければ、
その都度、資産を取り崩すことになり、
結果として、
必要なお金の準備が
間に合わなくなってしまう可能性があります。
現在はNISAなどが
少しずつ周りでも広まっていますが、
緊急資金や保障などの
守りの準備ができていない状態で
リスクを負っている人が多くいます。
まずはもらった給料から
先取して貯蓄できるような
仕組みを作り貯金を行い、
緊急用の生活費をためることを
優先しましょう!
無知はコストです!
一緒に学んでいきましょう!