はじめに
前回の経済編の記事では、
消費者物価指数について
確認をしましたよね。
消費者物価指数、CPIは
CPI、コアCPI、コアコアCPI
にわかれてましたよね。
- CPI:全体の消費者物価指数
- コアCPI:天候に影響する
生鮮食品を除いたもの - コアコアCPI:お酒を除く食料と
エネルギー資源を除いたもの
でしたよね?
思い出してもらえました?
今回は
供給能力について
整理していきましょう!
供給能力とは
まずはじめに
供給能力の解説より先に、
国家の経済力について、
確認していきましょう。
皆さんは国家の経済力は
何だと思われますか?
・・・
・・・
・・・
・・・
お金の量!!!
残念!!
そうではないんですね。
私たちのような
民間の個人単位では、
お金の量は重要です!
ただ国家にとっては、
お金は中央銀行や政府が
発行できてしまうことから、
お金の量は指標とはなりえません。
では、
国家の経済力というのは、
何が指標になるのでしょうか?
ここで勘の鋭い方は、
わかったかもしれませんが、
それは財やサービスを生産する
力のことであり、
今回のテーマである、
供給能力になります。
日本で生活している人が、
豊かに必要な財やサービスを
自分の国の中で、
企業などを通じて生産し、
供給することができることこそが
経済力になります。
先進国と発展途上国とは
先進国というのは、
自国の財やサービスの需要を
自国の供給能力で
満たすことが可能な国という
ことになっています。
実際は、
全て自国で賄えることが
可能な国はありませんが、
100%に近づくほど、
より先進国であるという
意味合いになります。
このことから、
発展途上国というのは、
お金の量が少ないから。
というわけではないのが
理解してもらえたと思います。
発展途上国が
貧しいといわれているのは、
政府がたとえお金をどれだけ
発行したとしても、
設備や、人材、技術、インフラなどの
蓄積が不十分であり、
生活に必要な財やサービスの
生産を行うことができないからこそ
貧しいことになります。
財やサービスの生産能力という、
経済力を反映しているのが
インフレ率です。
理由としては、
国民が必要としている、
財やサービスの生産ができずに、
供給されない場合は、
市場で販売される物価は
上昇します。
ここでインフレクイズ!
ではここで問題です!
2019年にインフレ率が
ワースト1位であった、
ベネズエラのインフレ率は
何%であったでしょうか???
・・・
・・・
・・・
正解は。
19096%!
衝撃ですよね。
定義通りの
ハイパーインフレです。
物価が下がっている、
デフレの日本は
まだ経済力があると
いうこともできます。
今後の展望にも
アンテナを張っていきたいですね。
まとめ
- 国家の経済力とは供給能力である
- 供給力が低下していると
コストプッシュ型のインフレ傾向に
おわりに
ただ、
このまま日本も
デフレが継続すると、
需要が供給に
劣り続けているため、
積み重ねてきた
経済力が減少していきます。
デフレ継続のゴール地点は、
高インフレ国となるとも
言われています。
自分たちの子どもが
発展途上国になる可能性も
あると知ってゾッとしました。
微差を積み重ねていきましょう!