はじめに
前回の経済編の記事では、
投資と投機について
確認をしましたよね。
投資と銀行融資は
日常的に行われる
活動である一方で、
キャピタルゲインを期待して
借金して購入する投機が
活性化するとバブルが起こる
という話でしたよね?
思い出してもらえました?
今回は
バブル崩壊について
整理していきましょう!
バブル崩壊とは何か?
まずはじめに
デフレーションについて
説明します。
デフレーションとは、
国民経済の財やサービスの
生産能力(供給)に対して、
消費や投資といった
総需要が不足する
供給>需要
の経済現象になります。
人類史上過去に何度も
デフレがありましたが、
近年のデフレの発端の
ほとんどがバブル崩壊に
なっています。
なぜバブルが崩壊すると
デフレになるのでしょうか?
バブルとデフレ
私たちは、
財やサービスを生産して、
お客さんに消費や投資として
購入してもらうことで
所得を得ています。
その所得を持って、
今度は購入者側に回り、
別の人の所得を生み出し
その人がまた購入者に・・・
のサイクルが起こります。
この財やサービスを購入する際に
所得のみで賄う必要性は
ありません。
銀行から融資して
お金を借りたりして
消費を行っても良いわけです。
ただ借りたからといっても
財やサービス以外に、
土地や株、チューリップなど
財でもサービスでもない
資産をキャピタルゲイン目的で
購入するすることもあります。
土地は財でもサービスでも
ないことから、
どれだけ購入されても、
不動産会社の手数料などを除いて、
所得は生まれません。
人々の投機を呼び、
皆がお金を借りて、
購入することでバブルが
大きくなります。
ただバブルは必ず
はじけます。
土地や株の値段が
上昇したとしても、
それが崩壊(暴落)しなければ
バブルではありません。
単なる
- 株価上昇
- 地価上昇
になります。
バブルは崩壊することから
バブルと呼ばれています。
なんか変な文章ですね。
気にせず進みましょう。
資産価格が上昇し続け、
「これ以上は上がらないだろうな」
と思ったその時から、
価格の暴落が生じます。
価格が下がり始めると
今度は皆が一斉に
売りぬけようとします。
そのため、
バブル膨張は
価格の上昇が
次の価格上昇を
呼び込んだように、
バブル崩壊は
価格の下落が
次の下落を呼び込みます。
この過程は、
一度始まると
ほとんど止まることは
ありません。
資産価格はひたすら
減少していくことになります。
ただこの時に
問題があります。
バブル膨張時に
借金をして賄っていたことから、
暴落しても借金が残ることに
なります。
そのため、稼いだ所得を
銀行に返済する必要性が
生じてきます。
ただ銀行への返済は、
消費でも投資でもないことから、
社会全体でみると、
所得から消費、投資に
回るお金が減ることになります。
そのため需要の縮小に
つながっているわけです。
デフレ化の初期段階として、
バブル崩壊後の借金返済増加による
需要の激減がきっかけと
なっているわけですね。
まとめ
- デフレーションは
供給>需要の経済現象 - バブルが崩壊すると
借金の返済に所得が
回ることで
需要の縮小が生じる - その結果デフレの
初期段階に陥る
おわりに
・お金は社会の血液
・金は天下のまわりもの
等の言葉を聞きますが、
その回る方向性も
重要なんだなと
この記事を作成していて
改めて感じました。
微差を積み重ねていきましょう!