経済の話題

バランスシートって何?

はじめに

前回の経済編の記事では、
バブル崩壊について
確認をしましたよね。

デフレーションは
供給>需要となることで
生じる経済現象。
バブルが崩壊すると
借金の返済に所得が
回ることで
需要の縮小が生じため、
デフレの初期段階に陥る
という話でしたよね?

思い出してもらえました?

今回は
バランスシートについて
整理していきましょう!

バランスシートって?

バランスシートとは、
日本語で、貸借対照表と
呼ばれており、
企業の代表的な財務諸表の
一つになります。

バランスシートは、
企業だけでなく、
私たち個人においても
作成可能です。

バランスシートは、
四角の真ん中に
線を縦に引き、

  • 左側を借方
  • 右側を貸方

と呼び分けています。

借方には資産を書き、
貸方には、負債と
資産から負債を引いた、
純資産を書きます。

要するに、
その時点における、
資産と負債を
整理するものになります。

ここからややこしくなりますが、
頑張ってください!

例として、
AさんがBさんに
一万円を貸すという流れを
バランスシートで確認してみます。

Aさんが貸す前

Aさん
左の借方(資産):現金1万円
右の貸方(負債、純資産)純資産1万円

Bさん
左の借方(資産):なし
右の貸方(負債、純資産)なし

Aさん貸付後

Aさん
左の借方(資産):貸付金1万円
右の貸方(負債、純資産)純資産1万円

Bさん
左の借方(資産):現金1万円
右の貸方(負債、純資産)借入金1万円

というように変化します。

ここで注目して頂きたいのは、
負債のみが発生することはない
ということです。

この概念が
今後重要になってきます。

覚えておいてくださいね!

BさんはAさんから
お金を借りたので、
借入金が増えましたが、
資産である現金も増えています。

これは、
誰かがお金を借りた時は、
誰かが必ずお金を貸している
個人内、個人間の
バランスシート上でも
対になっているということです。

ではこのBさんが借りた
一万円を銀行に入れた場合は
どうなるのでしょうか。

考えていきましょう。

Bさんが銀行に一万円を預金後

Bさんが銀行に1万円
預金した場合に、
Aさんのバランスシートは
左の借方(資産):預金1万円
右の貸方(負債、純資産)純資産1万円
と借方が預金に変化します。

Bさんに貸しているのは
変わらないので、
借入金は変化しません。

では、銀行側の
バランスシートは
どうなるのでしょうか?

銀行のバランスシートは
以下のようになります。

銀行
左の借方(資産):現金1万円
右の貸方(負債、純資産)預金1万円

受け取った、
現金1万円は借方に計上され、
同時に貸方に負債として、
銀行預金1万円が計上されます。

ここが少し
混乱しやすいところです。

「ん?預金が負債?どゆこと?」

その気持ちわかります。

解説していきますね!

実は銀行預金は、
銀行にとっては負債です。

私たちにとっては
銀行預金は資産になります。

その証拠に
預金していると金利がつきますよね。

一方でその金利を
銀行は払っていますから、
負債と資産の関係性が
なんとなくしっくり
来ませんか?

・・・

・・・

・・・

・・・

来てくださいお願いします。笑

上記にも書きましたが、
負債には必ず
対となる存在があるので、
改めて預金は
銀行:負債
個人:資産
の関係になるわけですね。

まとめ

  • バランスシートとは、
    貸借対照表と呼ばれており、
    左に借方、右に貸方を計上
  • 負債のみが発生することはなく
    必ず対が存在する
  • 銀行預金は
    銀行は負債
    個人は資産

おわりに

資産と負債は
オセロの裏と表の
ような関係です。

この概念は言われると
当然なのですが、
今後重要となってきますので
ぜひ覚えておいてください!

微差を積み重ねていきましょう!

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