外貨預金の概要と背景って?
本日は、
外貨預金の概要と背景について
情報シェアします!
最近お金の勉強を始めた
友人からの質問で
『外貨預金って増えるの?
周りからおすすめされたから、
考え方とか注意点を知りたい。』
と言われます。
外貨預金の仕組みを利用して
リターンを得るには、
主に2つの方法があります。
①為替差益
日々更新される、
為替の動きを見定めて
両替することによって、
利益を得る方法です。
たとえば、
1ドル=100円のときに
100万円を預けたとして、
1ドル=110円に
為替が動きました🐧
その時、
預入金は110万円となります。
このタイミングで引き出せば、
10万円のリターンになります。
これを為替差益といいます🎉
②利息
利息でお金を
増やしていく方法です。
外貨預金は日本円と同様、
預金しておくだけで
利息が付きます😉
現在、
日本円の預け入れ金利は
実質0%に近い状態です。
一方で、外貨は日本円と
比較して利息が高く、
米ドルの場合は
1〜2%ほどです。
さらに、
利息で得たお金を
そのまま預金しておけば、
増えたお金に対しても
利息が加算される
複利効果があります🤔
たとえば、
100万円を預けていて
1%の利息が付与されたら、
預金額は101万円ですよね。
次の利息は、
その101万円に対して
1%付くことになるので、
預入金は102万100円に
増加します。
放置でも、雪だるま式に
資産がどんどん
増えていくことになります。
これを複利運用と呼びます🐧
ただ、為替差益で
リターンを得るためには、
為替の動きを
分析しなければいけません。
投資初心者には少し難しいと
いわれているので、
まずは複利運用で
長期的に保管しておくことを
基本に考えましょう❗️
また、
通貨の交換の際には
それぞれ手数料がかかります💦
円と米ドルの場合では、
円をドルに替えたときと
ドルを円に戻したとき
それぞれに、
1ドル当たり1円程度
(金融機関により異なる)
です。
先述の例では、
1%の利息で増えた
102万100円のうち、
往復の手数料だけで
およそ2万円が
差し引かれてしまいます🤣
せっかく得た利息が
手数料で消えるだけでなく、
レートによっては
損をしてしまうことにも
つながりかねないので、
長期の運用と
手数料があることを
前提に考える必要があります👍
【外貨預金のメリットとリスク】
では外貨預金の
メリットとデメリットを
詳しく見ていきます。
メリット ①リスクが低い
外貨預金の最大のメリットは
リスクの低さと言えます。
購入した外貨の国の
財政が破綻しない限り、
その国の通貨が
なくなることはありません🐧
為替の関係で
一時的に元本
(=元々預け入れたお金)が
減ってしまうことはあっても、
円に戻すタイミングさえ
気を付ければ、
損を防ぐことができます❗️
②外貨がリスク分散になる
日本は現在、
アメリカ・中国に次ぐ
経済大国ではありますが、
人口は減少傾向にあり、
GDPも伸びていません。
今後は海外の国と比較して
相対的に国力が
低下していく可能性があります
その結果、
将来的に円の価値が
下がってしまうかも
しれません🧾
つまり、
財産を円で保有すること自体が
リスクになる
恐れがあるということです。
ところで、皆さんは、
給料を円で受け取ってますよね?
年金も円でしか
現状受け取れません。
なので、円の価値が
下がらないor上がること
の不安定な、
すでに一点賭けの状況と
なっていることは
認識しておく必要があります🤔
これを
カントリーリスクと言います。
そういったリスクを
分散するという意味でも、
外貨を持っておく
価値があります。
複数の外貨を持っておくのも、
リスク分散としてはお勧めです。
それぞれの国の状況によって、
外貨の値動きも
変わってくるためです❗️
ヨーロッパでは、
いくつかの通貨を
所持することが一般的で、
銀行もマルチカレンシー
(=複数の通貨を預金できる)
口座になっています💡
ヨーロッパの人は、
高級ブランドはもちろん
スーパーでの買い物も、
そのときにレートが
良い通貨を選んで使用する
感覚が自然に
身に付いているのです🐧
※外貨預金をしていると、
その通貨の国に行った際にも
役立ちます。
口座を開いた銀行によっては、
旅行時に外貨を
現地のATMで引き出せたり、
外貨預金口座を
引き落とし先に設定した
クレジットカードを
使用したりすることができます。
日本円に戻さず、
そのまま外貨で決済を行うので、
両替手数料がかかりません。
リスク ①銀行が破綻しても保証がない
日本円で預金した場合は、
金融機関が倒産して
払い戻しができなくなった場合、
預金保険制度が適用されます。
この制度によって、
1つの金融機関につき、
預金者1人当たり
元金1,000万円までと
その利息が保証されます。
これをペイオフといいます👍
しかし、
外貨の場合は銀行が
破綻してもお金が戻ってきません。
このリスクを避けるためには、
金融機関をいくつかに
分けておきましょう。
つまり、銀行も分散しておく
ということですね。
②為替変動の影響を受ける
為替は日々変動し、
その変動幅は年間で
10%以上にもなることがあります。
世界の基軸通貨である
米ドルなどは手堅い通貨ですが、
トルコリラ、ブラジルレアルなど
新興国の通貨は、
金利が高い分リスクもあります。
2015年に、
1リラ=50円前後だった
トルコリラは、
2021年末には
1リラ=6円台前半
にまで大暴落しました。
長い目で見れば大きなマイナスも
利息で取り戻せる
可能性はありますが、
相応の時間がかかります🤣
おわりに
為替の仕組みが
理解できていない間は、
まとまった額を
一括で購入するのは
避けておいたほうが
良さそうです。
また、個人的には
マルチカレンシーという
為替リスクの管理の方法が
一般的と知り、
あらためて、
日本と外国のマネーリテラシーの
差を痛感しました。
なのでマルチカレンシーの
仕組みが衝撃的だったので、
新たに出会った人に
通貨分散の話を伝えたら
『私は外国人ではない。』
『外貨なんて騙すつもりか』
・・・
・・・
今日も、
めげずに頑張ります。笑
一緒に学んでいきましょう!