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多くの人が悩んでいるので、
今回は「人口減少と経済成長の関係」についての
解決策を考えてみましょう。
「人口増加が経済成長の必須条件だ」という考え方は、
まるで「財政破綻論」と同じように、
自分の誤りを認めたがらない人々に根強く支持されています。
たとえば、
「日本は人口が減少しているから経済成長しない」といった主張がその典型です。
しかし、
経済成長とはGDPの増加を指し、
GDPは「生産=需要=所得」と定義されます。
仮に生産年齢人口が毎年1%減少したとしても、
生産性が毎年5%増加すれば、
GDPは確実に成長するのです。
生産性とは
「生産者一人当たりの生産量」を意味します。
そのため、
たとえ人口が減少しても生産性が向上すればGDPは増加します。
このことは基本的な算数で理解できるはずです。
実際、
21世紀に入って以降、
人口が減少しているにもかかわらず、
日本よりも経済成長率が高い国が15カ国も存在しています。
これに対して「人口増=経済成長」論者は、
「経済成長している国々には特別な事情があるはずだ」と
反論するかもしれませんが、
データは既に公開されているので、
調べれば明らかです。
さらに、「人口増=経済成長」論がデータで否定されると、
「そんなはずがない。人口が減っているにもかかわらず経済成長している国には、
何らかの特別な事情があるはずだ」と、
認知的不協和に陥ることが多いようです。
そもそも、
「人口増=経済成長」論を持ち出したのは彼ら自身です。
データに基づいて反論されると、
「人口が減少しても、条件次第で経済成長は可能」と言い出しますが、
それでは「日本は人口が減っているから経済成長しない」という主張が
成り立たなくなりますよね。
この情報が皆さんのお役に立てば幸いです。
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